株式会社保健科学東日本に聞いてみた
自分は健康だと思っていても、健康診断を受けると何か要注意項目が出てきませんか。
健康診断とはよく聞きますが、臨床検査は知っていますか?
私たちの病気の診断や治療や検診に使われている検査の一つのことです。
血液検査や尿検査、心電図や超音波など様々な項目があります。
なるべくたくさんの項目を受けたほうが自分の体の状態を知ることができるのですが、厳しいかもしれません。
忙しいのでなるべく少ない項目に絞りたい人もいれば、費用の問題であまり多くの項目ができないこともあります。
何か気になる症状があれば病気が潜んでいるかもしれないので徹底して調べることがあるでしょう。
しかし、特に何も症状がない場合は必要最低限の健康診断で済ませてしまいます。
必ずしも最初から自覚症状がある病気だけではありません。
最初のうちは全く自覚症状がなく、自覚症状が出たころには手遅れという病気もあるので油断は禁物です。
自分の年代に合わせて健康診断の項目を追加することで大きな病気の早期発見につながります。
多くの人が健康診断で全く自覚症状がない病気を見つけて治療しています。
おかげで治療期間も短くて済み、完治した人が多いです。
臨床検査の種類について
臨床検査は大きく分けで2種類あります。
一つは検体検査と言って、患者から血液や尿などを預かって調べる検査です。
保健科学東日本など外部の機関が行っていることが多いです。
もう一つは心電図や超音波など患者の体を直接調べる検査です。
私たちの体を流れる血液も、体から排出される尿や便にもたくさんの情報があります。
それらを調べることで何かの病気が発見されることは少なくありません。
もちろん、自分の体を直接調べることも病気の発見につながります。
臓器がきちんと機能しているかどうかを調べるためには、直接体を調べないとわかりません。
臨床検査は健康診断だけではなく、病気の治療を判断する際に検査することも含まれます。
医師によっても治療方針が違うことがあるくらいですから、治療する時に検査をしてみて現時点での最善の治療を判断します。
手術が必要なのか、薬を使うとしたらどの薬が合っているのかなど細かい判断が必要です。
検査結果が大事な判断材料となるので、重要な役割を担っています。
商業施設などの一角に簡単なコーナーが設けられていることも
いろいろな検査がありますが、患者の体への負担もそうですし、金銭的な負担が大きくなってしまうと避けられてしまいます。
最近では、手軽に受けられるように工夫しているので、なかなか時間がない人も自分の体を簡単に調べられるでしょう。
通常は病院やクリニックへ行って検査するのですが、商業施設などの一角に簡単な検査ができるコーナーが設けられていることがあります。
微量の血液だけで検査できることもあって、必ずしも病院やクリニックまで行かなくても良くなりました。
ただし、微量の血液を採取するのは自分自身です。
医療行為となってしまうために、自分でやらなくてはなりません。
意外と微量とは言え血液の中には情報がたくさん詰まっているので、自分の健康状態がわかります。
郵送するだけで良い検査がどんどん増えています。
インターネット通販サイトでキットを購入して、指示通りに採尿などを行って郵送するだけです。
種類が豊富で、尿検査もありますが、ピロリ菌がいるかどうかを調べることもできますし、がんかどうかを調べたり、感染症かどうかなどがあります。
キットを購入して、自分ですべてを行わなくてはならないので、難しいことをすることはありません。
説明書をよく読んで指示通りのことをすれば良いだけです。
誰でも簡単に使えるようにキットが作られているので気軽に利用しましょう。
定期的に歯科医院を受診したほうがよい
必ず検査結果が自分のところに届きます。
もしかしたら、治療が必要なこともあるかもしれません。
本格的な臨床検査をしなくてはならない可能性もあります。
届いた検査結果や資料をしっかり読んで対応してください。
体のことも気にかけなくてはなりませんが、歯のことも気にかけなくてはなりません。
大人の8割は歯周病だと言われています。
最初のうちは自覚症状がないのでいつの間にか進行してしまうことも少なくありません。
歯が抜ける主な原因とも言われています。
そうならないためにも定期的に歯科医院を受診したほうが良いです。
歯が抜けなくても歯周病は全身に影響が出る恐れもあるので、歯科医院で診てもらい、適切な治療を受けましょう。
大人になってもドリルの音が聞こえると怖くなってしまうために、歯科医院に行かない人は多いです。
最近の歯科医院はドリルを使うとは限りませんし、患者がリラックスできるように工夫されていますので、行ってみると全く怖いとは思わないかもしれません。
全身の臨床検査を行うことで、健康を保つことにつながります。
特に異常がなかったとしても、いろいろな数値から適切なアドバイスを受けることもあります。
症状がなければ健康というわけではありませんから、定期的に自分の体を知るために臨床検査を受けましょう。
どんな方法でも良いので受けることが大切です。