純金製品の知識と売却する時の注意点について

金の性質と純度を知る

純金というと、とても高価な響きがあります。

そして実際、資産としての価値も極めて高いものです。

通貨が不安定な国とか、株価が急に下がった時などは、金製品を持っていることで対応できますし、もちろん投資のためにも利用できるのです。

しかしご存知の方も多いでしょうが、この純金にもいくつかの純度があります。

最高級とされているのは24金(24k)で、その他にも18金や22金、10金などです。

ではなぜ24金が最高級とされるのでしょうか。

それは純度が最も高く、含有率が999パーセント以上とみなされているからです。

なぜ100パーセントでないのか、不思議に思うかもしれませんが、空気に触れている以上、ごくわずかながら他の物質が混ざる可能性があることが配慮されています。

18金の場合は純度が24分の18なので、含有率としては4分の3ということになります。

また24金が投資用の商品として使われるのに対し、18金はアクセサリーなどに使われることが多いです。

この理由として、24金の方が金の含有率が高い、従って柔らかいため、アクセサリーとしての加工がうまく出来ないということもあります。

また22金の場合は、24金よりは硬いのですが、当然18金よりは柔らかくなっています。

10金になるとさらに硬度が高くなり、アクセサリーとしての需要が増す一方で、やや白っぽい感じになります。

また重さも、18金に比べると軽くなっているのが特徴です。

それにしても純金は、なぜ24が最高とされているのでしょうか。

製品化されている金の純度

それは、古代から貴重品として扱われて来たことと無関係ではありません。

その当時は、今のような百分率はありませんでした。

ただ1日が24時間というのは知られていましたので、それにちなんでこの24分率が採用されるようになったのです。

その後貴金属として、プラチナまたはシルバーも登場するようになりました。

この時は既に24ではなく、千分率(パーミル)が使われるようになっていて、そのためプラチナ1000といった表記をされるようになっています。

これはpt1000と表記されることもあります。

また18金の場合は、色によるバリエーションがいくつかあります。

ホワイトゴールドやピンクゴールド、イエローゴールドなどがそれに当たります。

これらを混ぜた純金のことを合金といい、たとえばK18WGなどとある場合は、ホワイトゴールドと18金の合金ということを意味します。

このように色味が多いのも、18金がアクセサリー向きとされる一因です。

その他に金メッキと呼ばれる物もあります。

これらは他の金属に金でメッキ加工が施されているため、かなり重さが軽いです。

その他にもGPやGFという刻印があったり、磁石に反応しやすかったりするため、メッキであるか否かは意外と簡単に見分けがつきます。

ゴールドリンクなどが販売している純金製品を売る場合は、いくつか予備知識として知っておきたいことがあります。
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特に金の場合は世界情勢に影響されやすく、一般にアメリカドルによる市場不安がある場合、日本円や金の価値が上がる傾向が見られます。

純金製品の予備知識

それから24金とインゴットですが、この2つは実は違うものです。

24金の場合は99パーセント以上が目安になりますが、インゴットは99.9パーセントの含有率とされていて、そのため金製品を売ろうと思っても、インゴットとアクセサリーでは、値段の付き方が違って来ることになります。

また18金だけでなく、10金もそこその値段で売却することができます。

たとえば10金の指輪などは、業者によっては然るべき金額で買い取ってもらえます。

またそれ以外にも10金の製品がある場合には、まとめて売却するという方法もあります。

アクセサリーを売りたいけれど、18金でないから大丈夫だろうかと悩んでしまうかもしれません。

しかしある程度の金の含有率がある以上、全く売れないということはありませんので、このような時は複数の業者に掛け合ってみるといいでしょう。

ただ10金はやや劣化が早いこと、錆が付きやすいなどの欠点もありますので、それも考慮に入れておくようにしてください。

10金の場合、416とか417といった数字が刻印されていることもあります。

日本の場合通貨が比較的安定していることもあり、金の資産的価値に関する知識はまだ十分とはいえないかもしれません。

しかしこれらの種類について知っておくことは、決して悪いことではありません。

最高水準の24金は、実は硬度の部分で劣るためアクセサリーに向かないこと、22金という金があること、色のバリエーションが豊富なのは18金であることなどを、初めて知ったという方もいるでしょう。

またインゴットとアクセサリーが、同じ24金であっても価値が異なることは、売却を考えているのなら必ず覚えておくべきことです。

むしろ資産形成を考えているのであれば、最初からインゴットを所持しておくのもいいでしょう。

もちろん売却した場合には課税対象となりますが、購入後5年を経過した場合は、課税対象額は譲渡金の半分になります。

投稿者: ゆずくん

フィギュアスケートの大ファンです。羽生くんとネイサンが大好きです。