アトックスは考える。原発問題を解決して電気の安定供給を

脱炭素と言う話がありますが、そうするとエネルギーをどうするのかと言う問題も生じてしまいます。
日本は東日本大震災の時に福島第一原発で事故が起きてしまいました。
それからは、原発に反対する人が日本で増えました。
今でも反対している人がかなり多いと言うこともあって、政府や地方自治体も頭を悩ませています。

【参考】株式会社アトックスについてのまとめ

今の技術力では再生可能エネルギーだけでは不十分

再生可能エネルギーだけでエネルギーを賄うことができることが望ましいですが、これは無理だと言っても良いでしょう。
少なくとも、今の技術力では再生可能エネルギーだけでは不十分です。
太陽光発電は太陽光パネルを設置するだけで良いと言うこともあって、今では個人宅や小学校の屋上などでも設置が進んでいます。
しかし、太陽光発電は天気が悪かったり夜の発電はほとんどできません。

風力発電を見ても、風が吹かないと発電することができません。
欧米では風力発電所が数多くありますが、あまり風が吹かなかったために、電力不足になったこともあります。
再生可能エネルギーは自然の力を使って発電しますが、天候に左右されたり、夜は発電できないなど問題点が多いです。

それでも脱炭素を訴えるのであれば、原発問題を解決してベースロード電源として原発を利用することを考えないといけないでしょう。
様々な問題が含まれているために、全てを解決することが難しいです。

原発に対するマイナスのイメージを持つ国民が多くなった

原発の安全神話が崩れてしまったこともあって、原発に対するマイナスのイメージを持つ国民が多くなりました。
福島第一原発で事故が起こった原子炉は、電源が全て津波で流されるなどしたために、核燃料を冷やせなかったことが大きな問題でした。
海の目の前にある原発でありながらも、津波対策が不十分だったことが問題だったわけです。

津波対策だけではなく、地震対策やテロ対策などを徹底することで安全に原発を稼働することができるでしょう。
日本は地震が多い国ですし、地震の後に大きな津波に襲われることまで考えなくてはなりません。
それに、日本ではテロがないこともあって、あまり想像できない人が多いはずです。
しかし、海外ではテロが起こっていますし、日本も何が起こるのかはわからないので、テロ対策まで行わなくてはなりません。

原発事故が起こったことで、大変な目に遭いました。
それは、世界中に報じられていますので、それを逆手にとってテロを起こす人がいる可能性はあります。
だからこそ、テロ対策までしないといけないわけです。

原発問題は処理水の問題もある

原発問題は他にも、処理水の問題があります。
今ではこれがかなり大きな問題となっていると言っても良いのかもしれません。
すでに、政府では処理水の海洋放出を決めています。
中国と韓国、漁業従事者がこれに反対しています。
漁業従事者としては、ただでさえ安全確認をしても福島県産へのイメージが悪いために、魚類が高く売れない状態です。
処理水の海洋放出をすれば、風評被害があることは目に見えていると言うことです。

風評被害は避けなくてはならないわけですが、これは一人一人の印象の問題でもあります。
福島を応援したい人が福島県産の魚介類を購入することもありますが、安全なものを出していると思えば特に気にならずに買う人もたくさんいるはずです。
連日、原発事故が報道されていましたので、いまだにその記憶があることで避ける人はいるでしょう。
そう言う人たちは、今後も買わないのかもしれません。

中国と韓国に関しては、反日教育を行っていますし、処理水を政治問題化させているだけかもしれません。
福島第一原発の処理水は、安全基準よりも安全性が高い状態で海洋放出すると言われています。
このため、中国と韓国の批判に関しては説明をしたらあまり関わらない方が良いのかもしれません。

使用済み核燃料の最終処分場の確保

原発問題で最も大きな問題と言えば、使用済み核燃料の最終処分場の確保でしょう。
使用済み核燃料はとても危険ですから、受け入れようと言う自治体はなかなか見つかりません。
地方自治体の方で受け入れようとする動きは過去にありましたが、反対の声があったために勧められなかったことがあります。

実は、海外でも最終処分場の問題が多々あります。
ほとんどの国が最終処分場を見つけることができず、最終処分場が決まった国はフィンランドしかありません。
それも、ようやく決まったくらいですから、それだけ受け入れるところは世界を見ても難しいことがわかります。
フィンランドも場所は決まりましたが、まだこれから建てるので核の最終処分場はまだない状態です。

まとめ

原発は多くの問題を抱えてはいるものの、大きなエネルギーを生み出します。
夏の暑さや冬の寒さによって、電気が足りなくなって大規模停電が起こる可能性は日本にもあります。
東京などの大都市で起これば大混乱するでしょう。
今は、火力発電の割合を高めていますが、それでも厳しい状況になることがあります。
問題とも向き合う必要がありますが、原発を稼働して停電を起こさせないことも考えなくてはなりません。